定着から放浪へ 放浪から定着へ

アラスカ、ニュージーランド、タスマニアなどの自転車の旅、そのほかの旅について書いています。

NewZealand

ホームステイday2 -cycling NewZealand -

朝、腕時計のアラームが鳴り、ふかふかのベッドの上で目を覚ます。 ここはレイとアニータの家だ。 さらに言うとこの家にホームステイしているチャイニーズガールのベッドの上である。もっと言えば、残念ながらベッドの上には私一人である。 どうしてこんなこ…

アニータとレイ - cycling NewZealand -

Dear Shima I arrived in Christchurch today and I can stay in my friends place. It's near to the city center. Please call me under the phone number: 〇〇〇〇. You can also leave a message on the answering machine. See you soon.Luzia これが…

クライストチャーチ - cycling in NewZealand -

一日雨の中を走り続けクライストチャーチにたどり着いた。 南島最大都市であるクライストチャーチ。郊外から中心部に近づくにつれ、建物が増えてくるが、あまり背の高い建物がない。土地が広いから上に伸ばす必要がないのだろう。 久しぶりに都会と実感した…

a rainy day - cycling NewZealand -

スプリングフィールドからクライストチャーチに向かうその日、朝から雨模様だった。 雨が多い、と言われるニュージーランドだが私が旅をしているときに本格的に雨が降ったのはこの日と北島での数日だけ。北で雨に降られたときは、街まで残りわずかな距離のと…

カンタベリー平原 -cycling NewZealand -

出発の準備をしていると昨日のスイス人サイクリストが話しかけてきた。彼はこれからクライストチャーチに行き、クライストチャーチからはなんとネパール、カトマンズに飛ぶらしい。 「エアチケットも安いし、今が一番いいときなんだ。」彼はそう言っていたが…

Arthur’s Pass -cycling NewZealand -

グレイマウスから先の旅のプランは東海岸にある南島最大都市、クライストチャーチで北島で一時共に旅をしたルティアと合流し、クライストチャーチ周辺を回ることになっていた。 北島でルティアと別れた後、彼女と時々メールをやり取りしていた。まだスマホの…

Pancake Rocks -cycling NewZealand -

朝、プナカイキのユースで出発の支度をしていると、前日とは違う日本人女性がキッチンでマフィンを焼いていた。 聞けば、毎日ヘルパーが交代で早起きし、パンとマフィンを焼くらしい。彼女は埼玉出身だそうだ。「外国人って信じられないような忘れものをする…

Foulwind lighthouse -cycling NewZealand -

ニュージーランドの空はとにかく青い。 青が強い。 広い海のせいなのか、 白くそびえる灯台のせいなのか、 黄色く鮮やかに咲く花のせいなのか、 とにかく青い空だった。 このとても素晴らしい場所には、私以外誰もいなかった。 灯台と強烈な青空が作り出す景…

老人の話 -cycling NewZealand -

マチソンから西海岸の都市ウェストポートまでは100キロほどの道のりで、山岳エリアから海岸に出る道は予想通りのアップダウンの道だった。多少ウンザリしながらもペダルを踏む。 途中で、ウェストポート側から来た年配の夫婦のサイクリストと行き合い、話を…

ジンジャースライスと墓地とチャーハンと -cycling NewZealand -

その街は小さな街だったが、旅をしている私には必要なものがちゃんと揃う町でちょっと意外だった。南島の田舎街なんて全く期待していなかったので、失礼な話だが、もっとシケた街かと思っていた。あれぐらいの街は住むのに心地良さそうだ。 その街、Murchson…

Farewell Spit -cycling NewZealand -

タカカの朝は快晴。 南島最北端のFarewell Spitを目指した。 フェアウェルスピットは鳥の嘴のように細長く伸びた海岸線が作り出す独特の地形でその長さは26キロにも及ぶという。 サイクリストは、「最北端」とか「果て」という言葉に弱い。 「北の果てか。」…

venisonソーセージ - cyclimg NewZealand -

エーベルタスマンでシーカヤックを楽しんだ翌日、海岸線を西に向かう。この先にTakaka Hillという有名な峠道が控えているので、この日は55キロ先のMotuekaまでと決め、ゆっくり走ることにしたが、それにしても足が回らなかった。 途中、女性のサイクリストに…

AbelTasman -cycling NewZealand -

ネルソンのユースの受付で、エーベルタスマン国立公園のカヌーツアーを申し込んだ。NZでは宿の受付でカヌーツアーやバンジージャンプ、スカイダイビングなどいろいろなアクティビティの予約が出来る。予約するとツアーのバスが宿まで迎えに来てくれて手間な…

Flat tires -cycling NewZealand -

ハブロックからは北のNelsonに向かった。 ネルソンはネルソン湾に面した南島の北部の都市であり、ネルソン湾を挟んだ対岸のエーベルタスマン国立公園はアウトドアアクティビティの盛んな場所だ。 立ち寄ったカフェではなぜかカレーライスがあった NZに来る前…

Tongariro National Park - Cycling NewZealand -

タウポから南に向かう。そのまま南下を続け、北島の一番南に位置する首都ウェリントンから南島へ渡るためだ。 タウポのキャンプ場で会ったオランダ人サイクリストと話していたときに、これから南島に向かうと言うと「なにやってるんだ、行くならquicklyだ」…

オレンジチョコチップアイスとハイネケン -Cycling NewZealand -

起床。いつも通りの7時過ぎのダラダラ起きる。当時はトリノオリンピック真っ最中で、キャンプ場のキッチンでぼーっとオリンピックのテレビを見ながら朝食を食べていたらいい時間になっていた。 この日予定していたコースは100キロ未満のはずなので、余裕、と…

テイクアウェイとアイリッシュバー -cycling NewZealand -

スカイダイビングを堪能したタウポから北のRotoruaに向かう。ロトルアには楽しみにしていた温泉がある。 ルート的には下り基調で風もなく、11時を回る頃にはタウポから40kmほど進み、Reporoaという小さな町で昼食。 [町の中央のランナバウトのオブジェ] エッ…

skydiving - cycling NewZealand -

「行くぞ!」ハッチの開いたプロペラ機から、あっけなく私は空中に放り出された。 すさまじい速度で落ちていく、いや飛ばされていく感じだった。 ************ 8時20分にスカイダイビングの会社が、キャンプ場まで迎えに来てくれるはずだったが…

Taupoへ向かう道 -cycling NewZealand -

不思議なキャンプ場を出発。 近くの店が9時に店が開くと言うので、開店を待っていたが、そこで売られていた商品は普通の店より1、 2ドル高く、次の街Taupoまで食料の補給は我慢することにした。 旅は長い。ビールを減らせない分、ちょっとしたところでの節約…

不思議なキャンプ場 - Cycling NewZealand -

ダニエルとルティアという素敵なサイクリストたちと別れ、再びひとりになった私は、しばしの休息を終え、ネイピアを後にした。 ネイピアからは海岸線を離れ、内陸のTaupoに向かう。 ネイピアからはしばらく平地が続く。 数日休息を取ったとはいえ、しばらく…

眩しすぎる街 -cycling NewZealand -

海外で旅した街でどこが印象的だったか、と聞かれるとパッといくつかの街が思い浮かぶのはたいてい海辺の街だ。NZではピクトンやグレイマウス、タスマニアではセントへレンズやローヘッド、デボンポートなど。 日本の好きな場所を思い浮かべると、信州とか…

別れ -cycling NeaZealand -

ネイピア滞在2日目。 この日、ダニエルとルティアと別れた。 朝、私はダニエルと朝食を共にした。 なんだかお互い言葉が少なかった。 ダニエルはいつものように、ここがよかった、とか シマ、これからどこに行くんだ、とか聞いてきた。 私はいつものように答…

祭りのさなかのネイピア -cycling NeaZealand -

ようやくやってきたネイピアの街は、ちょうど祭りの最中だった。 アールデコフェステイバルと呼ばれる祭りが行われており、クラシックカーとクラシックな装いをした紳士、淑女が街に溢れていた。 アールデコフェステイバルについての説明はニュージーランド…

"Evil Hill"を越えろ -cycling NewZealand -

三人で朝食を食べながら、この日のルートについて相談。120キロ越えのハードなルートだ。 ここ数日間のライドで左ひざと右のくるぶしが痛むようなり、そろそろ休息日を取りたいと思っていたが、目的地のネイピアまで行けば、三人それぞれ別ルートになり、こ…

ステーキとビールとチャイニーズtake away -cycling NewZealand -

朝、チェンはバスでロトルアに行くため、ギズボンで別れた。 再び、ダニエルとルティア、私の3人になった。私たちはギズボンから約220キロ離れたNapierまで共に行くことを決めていた。 [この日も暑く眩しい日だった] 朝、テント撤収すると、テントのポールが…

NZトラフィックジャム - cycling NewZealand -

気持ちよく下り坂を下っていると先を行くダニエルが、ブレーキをかけて止まった。何かと思えば、前方には牛の群れ。 「すごいな、ダニエル。日本でトラフィックジャムといえば車だが、NZは牛なんだな」と私が言うとダニエルが「ハハッ」と声をあげて笑った…

TOUR of EAST CAPE - cycling NewZealand -

陸地の先っぽに立って世界を眺めると、空と海はどこまでも青く、水平線で淡く溶け合っていた。 遠くではやさしい色をしている空だが、私の真上では見るもの全ての印象を一色にしてしまうほどの濃厚な青の世界が広がっている。 その中で唯一、存在感を際立た…

海岸へ - cycling NewZealand -

快晴。実に2日ぶりだ。朝からベーコン焼いていると、ルティアが「シマ、ランチ作ってるの?」と聞いてきた。ルティアはあまり朝から肉は食べないらしい。「日本人は朝何を食べるの」と聞かれたので、「ライスと味噌スープ、それからフィッシュだ」と、答えて…

旅するサイクリストたち - cycling NewZealand -

この日は初めて終日、雨の中を走った。 キャンプ場で朝食をダニエルと食べていると、雨が降り出して来た。慌てて屋根のあるところにテントを移動させ、撤収。 撤収は少し大変だったが、走り出せば何とかなった。 雨のPapamoreBeachを後にし、途中雨が止み、…

その男 -Cycling NewZealand-

ダニエル・クーマーに出会ったのは、Waihiの街だった。彼に会わなければ、私の人生は大きく変わっていたと思う。旅と日常とどう付き合って生きていくのか、そうした人生の可能性を私に教えてくれた男であり、数年後、私がタスマニアに行くきっかけを作った男…