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定着から放浪へ 放浪から定着へ

自転車の旅、そのほかの旅について書いています。

Sheffield 2009年1月5日

朝、テントの外に出ると、昨日ほど快晴はないが、悪くない天気。

旅の最大の目的地であったクレイドルマウンテンも満喫出来て良かった。

チェックアウトするため、テントサイトにぶら下げていた名札を受付に返却する。

精算してもらうと、2泊で30ドルでいいという。
ラッキーだな。

予約の電話からチェックインの対応までしてくれた感じのいい女性は残念ながら不在だった。
記念に一枚写真を撮りたかったのだが。

受付の建物にあったパソコンでメールが来ていないか確認する。
知り合いの小学生とフレシネ半島で会ったヒロキくんからメールが来ていたが、
文字化けして読めなかった。


さらば、クレイドルマウンテン。
少し曇った空の中、走り出す。




もう少しでこの旅も終わりなんだ、と思うと少しさみしい。


クレイドルから北に進むにつれ、気温が上がってくる。
この10日あまり、ずっと冬のような恰好をしていたが、タスマニアは今、夏なのだ。

昨日、キャンプ場から実家に電話したところ、
「こっちは気温5度だ」というと、それは日本より寒いと言われた。
全く、どっちが冬なのかわからない状態だった。


冬物のサイクリングジャージを脱ぎ、半袖になる。
これほど日差しを浴びて走るのは、いつぶりだろうか。
Tamar Valleyあたりか。


寒冷な地域から離れていくのを体で実感する。
道が下りになり、ガンガンペダルをふんでいると、
私を追い抜いた一台のセダンが路肩に停まった。


「何だ?」


車からカップルが下りてきた。Tullaの宿で会った人たちだ。
女性の方の顔を見て思い出した。

宿のキッチンでピールやワインを飲みながら
ニュージーランドの話などをしたな。

旅人同士、こうしてまた会って、少し話しするだけでもうれしいものだ。


こういうことも旅が終われば、もう無いんだなと思うと寂しかった。


カップルと別れ、Gowie Parkという集落へ向かう。


今度は上りがガンガン来る。
タスマニアの道は長い周期のアップダウンが続くことが多いが、
この道は珍しくひたすら上ってサミットに行くパターンだった。


けっこう斜度がきつく、腰が痛くなってきた。
上っていくと、地元のライダーだろうか、たくさんのサイクリストが下ってきた。
このあたりだとDevomportあたりの人が走りに来るのだろうか。









峠を抜け、Gowie Parkへ。

分岐で悩むが、ずいぶん腹も空いてきたし、上らない方へ向かう。

Gowie Parkはキャンプ場とバックパッカーがあるだけで、
食事出来る店が無く、何も食べられなかった。

空腹で少しいらだってきたが、手持ち最後のインスタントラーメンを食べてしのいだ。


簡単な昼食を終え、走り出すと
いつしか周囲は淡い緑の草に覆われた丘陵地帯になっていた。


丘を抜けていく風が心地よい。


ときおり、強烈に吹いてここがやはりタスマニアであることを思い出させる。


気持ちがよくて、ペダルを踏む足に自然と力が入る。


気持ちよく丘を抜けると、Sheffieldの街に着いた。

 



 

 




シェフィールドは街の至る所に描かれた壁画が有名だ。
後に調べたところ、1970年代に人口が減少し、
その際に観光の呼び物として描かれるようになったそうだ。




インフォメーションで宿を聞くと、キャンプ場もバックパッカーもなく、
普通のホテルしかないらしい。

やはりか。『Lonely planet』にキャンプ場が書いてないということは、
つまりそういうことだった。

インフォメーションの人によるとバックパッカーならゴーウィパークが最寄で
キャンプ場ならデボンポートだという。

戻るのも面倒だし、デボンポートは帰国準備をするために
もう明日から宿を抑えてあるから、無理に行きたくなかった。

 
 
 
 
 
結局、インフォメーションでバーの2階にあるホテルを紹介してもらう。
宿は45ドル。高いが仕方がない。
 
バーで支払いをしてチェックインする。
タスマニアはこの手の宿が多い。
宿に関して言えば、ニュージーランドよりイギリス色が強いようだ。
 
宿自体は悪くない。部屋に荷物を置いて、街に出た。
 
 



昼食をちゃんと食べていなかったので、ベーカリーカフェを見つけて入った。



午後ということもありもうあまり商品が無かった。

よくわからない名前のパイとカプチーノを注文する。
おばさん二人でやっている感じのいい店だ。

  



ほかに客がいないな、と思いながら日記を書いていると、
店に人に閉店だといわれる。

そうか、ベーカリーだもんな。


  



ベーカリーを出て歩いて、街を歩いて土産ものを買ったりする。

デボンポートから近いからだろう、
小さな街の割に土産物屋がいくつかあった。

街の目抜き通りは少し歩けば
すぐ端まで来てしまう。

こういう普通の街が好きだ。



歩いているとなんだかだるくなって
宿でしばらく横になった。


夕方、この街で有名なジェラート屋へ行くが、
機械の調子が悪いらしく,ジェラートは売っていなかった。

ここは一緒にチャイニーズのテイクアウェイをやっていたので、晩御飯用にチャーハンと春巻きを買う。
そろそろ米が食べたかったところだ。

宿に帰り、バーでビールを買って、
ビールを飲みながらチャーハンを食べる。


チャイニーズのテイクアウェイはたまに使っていたが、今回のはびっくりするぐらい不味かった。
自分で塩を振り直し、かきこんで、ビールで流した。

窓からシェフィールドの街を見る。

まあ、こんなこともあるさ。

明日はいよいよ、最後の街デボンポート。このタスマニアで走るのは明日が最後だ。

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