定着から放浪へ 放浪から定着へ

アラスカ、ニュージーランド、タスマニアなどの自転車の旅、そのほか愛知奥三河のことなどについて書いています。

Taupoへ向かう道 -cycling NewZealand -

不思議なキャンプ場を出発。

 

近くの店が9時に店が開くと言うので、開店を待っていたが、そこで売られていた商品は普通の店より1、 2ドル高く、次の街Taupoまで食料の補給は我慢することにした。

旅は長い。ビールを減らせない分、ちょっとしたところでの節約が重要だ。

 

あまりの登りは無い、というキャンプ場の息子の言葉を信じ、飲み物はコークが半分くらい残った2Lのペットボトルに水を足し、走り出した。

 

スタートから登りで辛い。諦めてローギヤでコロコロ踏む。

 

やがて道は平坦な感じになった。

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 【月が小さく見える】

 

しばらく行くとビューポイントの看板。

滝があるようだ。

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ビューポイントには観光バスがたくさんいた。バスツアーが休憩に使うのだろう。

 

車でやってきていた老夫婦に話しかけられる。英語はまぁそこそこ通じる。この英会話の能力だけが旅の問題といっても過言では無い。

 

 

そこからは何もないところをひたすら進む。

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景色もあまり変化がない。道もゆるくゆるく上っていたりするが、気になるほどでは無い。ただ風が強いのだ。

その強い風のせいで、ほとんど進まなかった。

前日から心許なかった食べ物も飲み物も、もうほとんどなくなってしまった。

ナッツバーを二本とネイピアのカフェで食べずに残してあったミント系のチョコ食べてごまかした。

その後、一軒カフェを見つけるがクローズドの看板。

仕方ない、次のカフェを目指す。

 

果たしてカフェはあった。

期待して入ったカフェだったが、味はイマイチで店の人の愛想もなかった。こんなものか。

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カフェの後もやる気をなくすような、ただただ平坦な道が続く。

 

暑い。

 

景色がなんだかサバンナのようだ。

 

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やがて見えてきた。海、いや湖、Lake Taupoだ。

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違う風景が見えて、急に元気が出てきた。再びペダルを強く踏む。 

 

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【風が強いのか木の枝が上を向いていた】

 

 

キャンプ場に到着し、チェックイン。

 

タウポでは一つチャレンジしたいことがあった。

 

それは、スカイダイビング。

 

タウポのスカイダイビングは有名である。NZに来る際、ぜひやったほうがいい、と言われていたこともあり、正直、ちょっと怖かったが、やってやろうと思っていた。

 

キャンプ場の受付のおばさんはいい人で、スカイダイビングのことを聞くと、早朝の安い料金の予約を取ってくれた。

これからも頼るのおばさんかな。

 

キャンプサイトではネイピアで私を見たと言う人に話しかけられた。こんなこともあるもんだな。

 

それからオーストリア人のサイクリストに会う。

ランドナーのようなシクロクロスのようなツーリング車に乗っていた。

しばらく情報交換する。向こうが調子を合わせてくれるのもあると思うが、サイクリストとはある程度話が通じるのはなぜだろう?

 

私はこれからまだ南島へ向かうと言うと、「何やってるんだ、quickly !」と言われた。この「quickly 」の使い方は正しいのか?なんて思いながら、なぜ急がなければならないのかと聞くと南島はこれからどんどん寒くなると言う。

 

そう言われても南島に行くのはまだまだ先だ。

 

一応、ネイピアで寝袋やら買い足したがそれでも不十分なんだろうか。まぁそのときはそのときだろう。

 

食事を済ませ、テントに潜ると、翌日のスカイダイビングに期待と不安を抱きながら眠りについた。

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【ここまでのルート】