定着から放浪へ 放浪から定着へ

アラスカ、ニュージーランド、タスマニアなどの自転車の旅、そのほか愛知奥三河のことなどについて書いています。

お正月、初詣 

 

明けましておめでとうございます。数少ない当ブログの読者の皆さま今年もよろしくお願いいたします。今年は奥三河、自転車、キャンプなどあと過去の国内の旅の話など書けたらと考えております。

 

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2020年になった。

我が家ではお節として黒豆、田作り、なます、きんとん、柚大根、たたきごぼう、伊達巻を作る。田作りと伊達巻は私の担当だ。

 

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今年は田作りが上手くできた。子供にもなかなか好評だ。まあ焦がさない限り、その年に仕入れる乾物の田作りの状態に味は左右されるのだが…

 

元日の朝はおせちと妻の実家風の雑煮だ。

すまし汁に餅と菜葉、蒲鉾というシンプルなそしておそらく一般的なものだ。

 

変わって夜は東三河風の白菜の雑煮になる。

この白菜の雑煮だが、一体どこまで勢力を持っているか謎である。少なくとも妻の出身である西三河は違うようだ。

 

東三河の雑煮は出汁にメイン食材となる白菜を入れ、我が家では蒲鉾、あげを入れる。ここで餅も入れて煮るのが本来の東三河風だが(少なくともカントリーモーニングの新春レースで振舞われる雑煮と実家はそうなっている)、白菜に溶けた餅が張り付くのが私は嫌なので、別で餅を焼いておく。

具材は白菜だけや、鶏肉をいれたりするようだが、ここは家庭によるというところだろう。

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最後に仕上げとして花鰹をこれでもかとかける。

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七味はお好みで。

 

妻は初めてこの雑煮を見たときかなりの衝撃を受けたという。生まれてこの方、この雑煮しか知らない私は「?」という感じだったが、妻のリアクションを見ていかにローカルな食べ物であるかを思い知らされた。

 

雑煮の話が長くなった。

 

元日は妻の実家に新年の挨拶に行き終了。

 

今日、初詣に行ってきた。

 

行き先は奥三河設楽町の谷高山高勝寺、田峰観音だ。

三河で初詣と言えばなんと言っても鳳来寺であるが、近年、田峰観音も人気になっているようだ。道の駅「もっくる新城」の観光案内所でも積極的に紹介しているそうで、昼頃行くと駐車場待ちという混雑具合で驚いた。

 

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少し離れた駐車場に車を置き、本堂まで歩く。

急な階段を上ると本堂が見える。

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入り口で線香をあげる。

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混雑はしているものの、そこは奥三河、ストレスになるほどではない。賽銭を投げ入れお参りをする。そのまま人の流れに任せて進むとおみくじの列に並ぶことになる。おみくじは一人50円のセルフ方式。番号の書かれた棒をおみくじ箱から振り出し、番号の棚からおみくじの紙を自分で取り出すというもの。我が家は全員引いて、私だけ大吉だった。

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大吉だが、「何事にも控目にして油断あるべからず」「旅立吉」とある。旅立吉は言うことなし。油断あるべからずは、思い当たる節がありすぎるので、今年は特に気をつけようと心に誓った。

 

おみくじの後は甘酒の振る舞いをいただく。

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家で甘酒を作る習慣がないので、こういう機会しか甘酒は飲まない。スポーツの際には補給ドリンクとして非常に良いのだが。

温かい甘酒が体に染みる。
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甘酒を堪能した後、境内の鐘を突いた。

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鐘も突き放題というのもなかなか斬新なスタイルだ。我が家もそれぞれ鐘を突いた。

これは外国人は大いに喜ぶと思うのだが、まだ奥三河にはインバウンドの波は来ていない。

 

参拝の後は、農産物販売所で食事。

五平餅が30分待ちと言われて諦めたが、替わりに山菜うどんと田舎そばをいただく。

田舎そばは元日限定と聞いていたので、食べることが出来て嬉しかった。

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田舎そばは奥三河の祭りの間に食べられていた太斬りのそばで最近ではほとんど食べられることかなくなったというものだ。

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田峯でもお正月に特別に提供されている品だ。

味の濃い甘めの汁に味をよく吸った細切りの大根と人参、それから大きく切られた油揚げが乗っている。

家族で美味しく頂いた。

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田峰観音からは田峯城が見える。山の間にある田峯は本当に景色がいい。奥三河の好きな景色の一つだ。

 

初詣の後、道の駅「もっくる新城」に寄る。観光案内所で働く友人に新年の挨拶をするためだ。今日は勤務のあと、豊根村の花祭に行くという。毎年のこととはいえ、流石奥三河の観光案内人である。

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もっくる新城を後にし、奥三河を代表するお酒屋さん「だわり屋」さんに寄り、新年の挨拶と社長ご夫妻の今後について少し話をさせていただいた。お二人からはいつも刺激をいただく。年始からいい話を聞くことができた。鈴木夫妻の話はまた機会があれば書くことがあるかもしれない。

福箱ワインを購入して帰宅の途についた。

 

 

今年はどんな一年になるだろうか。

今年私は40になる。今後の人生をどうするか考えながら、仲間とともに楽しむことを忘れずに過ごしていきたいと思う。