起床。いつも通りの7時過ぎのダラダラ起きる。
当時はトリノオリンピック真っ最中で、キャンプ場のキッチンでぼーっとオリンピックのテレビを見ながら朝食を食べていたらいい時間になっていた。
この日予定していたコースは100キロ未満のはずなので、余裕、と思っていたのもあり、ダラダラしていたが、走り出すと意外と距離が伸びない。
カフェを見つけて少し早い時間にランチにありついた。
そこは蜂蜜の生産をしているところがやっているらしく、机に蜂の巣の観察板のようなものがあった。
日本でもよくニュージーランドの蜂蜜を見かけるが、ここもそうしたところの一つらしい。
カフェを後にし、再びペダルを踏む。
この日の大きな目的はワイオタプという、様々な色彩の温泉があるところだった。
ワイオタプの入り口にはちゃんと自転車置き場が有り、こうしたちょっとした自転車インフラがしっかりしているのはさすがニュージーランド、といったところだ。サイクリストの地位が日本よりもはるかに確立されている。
近年、ようやく日本も自転車インフラの整備が進んできたが、本当にようやく、という感じだ。
ワイオタプでは入場料がかかったが、Top10キャンプ場の会員証でディスカウントが効いた。
園内はなかなか広かった。一周回るのに小一時間といったとこだろうか。
緑とオレンジの有名な池を見たりして、のんびり見て回る。
途中、行き会った日本人が写真を撮ってくれた。
ワイオタプより後は緩い登り基調の道が延々続く。
暑さも手伝ってかなり辛かった。
Golden Springsというところで休憩。大好きなTipTopの看板を見つけた。
チョコミントが食べたかったが、残念ながらチョコミントのケースは空だった。
代わりに食べたのはオレンジチョコチップ!
なかなかのオレンジ色だった。
ニュージーランドの道は走りやすいところが多いが、何もないところが続くので
休むきっかけを作りにくい。
そのため、集落もピクニックエリアもないと休憩もせずに走り続けてしまうことがある。
疲れてしまったのは、休憩が上手に取れなかったせいだ。
この日はそんな典型だった。
タウポの街に戻った。
前と同じキャンプ場だったが、やけにTTバイクを持った人が多かった。
どういうことかと思い、ネットカフェに行くと
「タウポトライアスロン選手割引」と書いてあった。
なるほど。
ネットカフェに入ったとき「トライアスリートか」と聞かれたが、私は馬鹿正直に「違う」と言ってしまった。今なら間違いなく「YES」と言っただろう。サッパリ泳げないが。
ネットカフェの後、前にも行ったバーBar Villinoへ。
夕方の少し早い時間に行ったので、バーは空いていた。
カウンターに座り、ハイネケンを注文。
ここで飲んだハイネケンが今まで飲んだどのハイネケンよりも美味かったと思う。
ほろ酔いでバーを後にし、いい気分でキャンプ場に戻った。