定着から放浪へ 放浪から定着へ

アラスカ、ニュージーランド、タスマニアなどの自転車の旅、そのほか愛知奥三河のことなどについて書いています。

南島移動計画 -cycling NewZealand -

パーマストンノースには二日間滞在し、装備品の買い出しなどをしようと思っていたが、ウェア類に関してはあまりこれといってピンとくるものなかった。

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パーマストンノースの街



自転車屋ではサイクルキャップを探した。当時はヘルメットを被る時、キャップなどを何も被らず、頭に直接ヘルメットを被っていたが、そのおかげで毎日、ヘルメットを取ると髪の毛の形がヘルメットの凹凸そのままになってしまい困っていたのだ。

自転車屋でそんな話をすると店員のお兄さんに「キャップは高いから、無理に買わないほうがいい。バンダナか何か持ってるだろ?それを頭に巻けばいいよ。」と言われた。

前日のカトマンズでもセールの話を教えてくれたし、ニュージーランドの人は旅をしている人間の懐具合をよく理解しているようだった。こちらのアウトドア業界で働いている人はもしかしたら、旅をしてた人が多いのかもしれない。

 

結局、キャップは店員さんの言う通りしばらくあるもので間に合わせるようにしたが、ニュージーランドデザインのサイクルジャージでかっこいいものを見つけたので、そのうちぜひ土産買おうと思った。

 

パーマストンノースからはLevinという街に向かう。

 

このあたりから、 サイクルコンピューターの調子が悪くなり、動かなくなった。電池を交換したが、やはり動かない。毎日、走行距離を取っていたので、また急な出費で辛いが早めに買おうと決めた。

 

 レビンの街では地元ブランドの「Avanti」のサイクルショップがあったので入ってみた。今はどうか知らないが、当時は「Specialized」の代理店も兼ねていたようで、日本では見かけなかったSpecializedのアイウェアなども置いてあった。お店の人に断っていくつか写真を撮らせてもらった。

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レビンではインフォメーションセンターでフェリーの手配をした。フェリーは翌日午前の便を予約した。NZのインフォメーションセンターのスタッフはどこも手際が良く、アドバイスもいつも的確なので本当に安心出来る。レビンのスタッフの女性も対応が良かった。

 

ニュージーランドの北島から南島に渡るには首都のウェリントンから南島のPictonという街までフェリーを使うのが一般的だ。聞くところによると、スカイダイビングで北から南に飛ぶ、なんていうNZらしい方法もあるらしい。

 

私の立てたスケジュールは、この日のうちにParaparaumuの街まで行き、一泊。そこから電車に乗り、首都ウェリントンへ。

ウェリントンの周りは自動車専用道路しかなく、自転車では侵入することができない。そのためオークランドからの移動と同じようにこちらも電車を使う必要がある。 

朝早い電車でウェリントンに着けば、そのままフェリーに乗り、午後に南島に上陸、それからキャンプ場に行けばいい、と考えた。

 

パラパラウムに着くとキャンプ場に行き、テント張り、フェリー移動に備えて荷物を整理した。

 

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ある日の晩御飯。芽キャベツが使いやすかったのでよく食べていた。



テントを張り終わる頃、雨が降り出してきた。

翌朝、パラパラウムの駅から電車に乗った。パラパラウムのことはあまりよく覚えていない。ただ朝、雨が降っていてテントたたむのに苦労したということだけ覚えている。

 

パラパラウムからウェリントンまでは電車で小一時間。

 

天候が回復することを祈りながら、車窓の風景を眺めていた。

 

 

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