定着から放浪へ 放浪から定着へ

アイルランド、アラスカ、ニュージーランド、西オーストラリア、タスマニアなどの自転車の旅、そのほか愛知奥三河のことなどについて書いています。

Busselton - Cycling Western Australia-

カペルからハイウェイに戻ると、再びひどい向かい風に襲われる。 パースから数日間、ずっと南下を続けていたが、進路が西に、つまりインド洋から吹きつける風に向かって走る格好になってきた。

いつもならばスピードに任せて距離を稼ぐところであるが、向かい風では思うように進まない。幸いしばらく進むとTuart Driveという道があり、平坦で吹きっ晒しのハイウェイから離れることができた。

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道は大きな木がほどよく茂っており、風も遮られて走り易くなった。景色の感じが昔旅したニュージーランドタスマニアみたいだ。

 

写真を撮って休憩しながらマンジュラのヴィックにもらった最後のリンゴを食べる。甘くてフレッシュなリンゴを齧りながらヴィックの好意に感謝した。

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大地のスケールが大きすぎて、道の横に立っている木ではそのスケール感が伝わらないと思うが、 横倒しになるとその大きさがよく分かると思う。
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そのまま北に向かって走っていくと再びインド洋が見えた。

ビーチの入り口があるのでバイクを置いて海降りていく。やはり今日は風が強い。

風が強すぎて砂浜の砂が巻き上がり、バリバリバリと砂が素足に当たって痛い。
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今日の目的地、バッセルトンは目と鼻の先だ。

強く吹く風に乗ってときどき冷たい風と共に雨がサッと降る。しかし、通り雨と割り切って無視して走った。
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バッセルトンは海に面した街でなかなかの観光地だった。観光客も多い。
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この街のビーチも素敵だな。
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ビーチに設置されている火除けのタープもオシャレだ。こういう何気ないところがいい。
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バッセルトンには「Busslton Jetty」という1.8キロにもなる桟橋が海に向かって伸びている。昔の港湾鉄道施設の名残らしい。今は観光スポットになっているようで、入場料4ドル。

相変わらず雨が突然降ったりで、わざわざ行かなくてもいいか、と私は行くのやめた。バッセルトンには二度と来れないような気もするが、旅にはこういう選択しない自由があってもいいのではないか。

 

Busslton Jettyのそばのインフォメーションセンターでポストカードを購入し、そろそろキャンプ場に向かおうとして、正面を見ると「Shelter Brewing」の立派な建物。

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「あ。」私はそのまま建物に吸い込まれて行った。もちろん、旅には選択する自由もある。
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ブリュワリーの建物は天井が高く、中もとても広かった。昼のピークを過ぎていたが、多くの観光客で賑わっていた。

 

Shelter Brewingを後にし、キャンプ場を目指す。地図やキャンプ場アプリで調べると街の西側を中心にキャンプ場が多い。街中の観光客の量をみて納得した。


街中でカフェを併設した自転車屋を見つけ、入ってみる。バンバリーにもあったが、こうしたカフェとバイクショップをやっているところがときどきあるようだ。
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店の中はなかなか広いが、商品がぎっしりあるという感じではなかった。

カゴのついたトレックのe-bikeがあり、e-bikeが一般に普及しているオーストラリアらしいなと思った。

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私はディスカウントされていたPedal mafiaの白いTシャツを自分の土産に買った。

会計をすると「ハンガー外してくれる?手が汚れてるんだ」と店のお兄さんがグリスで黒くなった手を見せてきた。

「もちろん。」私は自分でTシャツをハンガーから外した。

これぐらいラフでカジュアルな接客がちょうどいい。


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あとはキャンプ場に行くだけだ。ビールは途中で手に入れてあるし、食料もある。

午後の強い日差しの中、西に向かってペダルを踏む。通りの反対側に「SEAFOOD 」の文字が目に入った。

 

シーフード、いいねぇ。

エスチュアリーのキャンプ場でカニ漁に失敗して、こちらのシーフードはまだ堪能していない。

まあ、初日に乱暴なサイズのフィッシュ&チップスを食べたがあれは数に入らない。

私は通りを渡ると店のドアを開けた。

店の中は思った以上にものがなかった。魚屋を想像したが、ショーケースに何種類かの魚の切り身などが並んでいるだけで、あとはエビや貝の冷凍品が並ぶだけだった。
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店のおじさんが今日採れたというDHUという魚を薦めてくれた。「LINE CAUGHT 」と書いてあり、釣った魚のことだろうと解釈した。

 

これなら刺身でいけるのではないか。

 

ステーキ用の牛肉よりはるかに高かったが、刺身の誘惑には勝てなかった。


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今日は郊外のあまり人がいなさそうなキャンプ場にしようと思っていたが走っていると強い日差しのせいか暑さが厳しく、疲れてきたので、目に入ったキャンプ場に入ることにした。

 

今回も予約なしだが、問題なく泊まることができた。ここはRACという系列のキャンプ場だった。まあ値段もそれなり。

 

キッチンは広くて清潔、皿などもある。
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プールやゲームルームもあり、そしてシャワーの湯はちゃんと熱い。またオーバースペックだったか。まあいい。
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シャワーを浴びて、たまった洗濯物をようやく洗う。キャッシュレスで困らないオーストラリアだが、ランドリーはコインを投入しないといけない。着ている以外の服のほとんどを洗濯機に放り込んだ。

なぜか脱水が緩く、乾燥器に二回もかけたが、上手く乾かず、結局天日干しになった。

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夕食は買っておいた白身魚を半分ソテーにし、残りを刺身にした。持っていたナイフの切れ味が悪く、刺身らしい形には切れなかったのは残念である。

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見た目はイマイチだが、味は良かった。久しぶりの醤油で食べる生の魚はうれしかった。

 

ビールがうまい。まあそれはいつものことか。

 

食器を片付け、次のビールの開けると、まだ暗くなったばかり。

久しぶりに時間をかけて日記を書いた。

 

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走行距離 76キロ(バンバリー〜カペル〜バッセルトン)

支出

 バイクショップ(Tシャツ) 1,887円(19ドル)

 シーフード 1,486円(14.95ドル)

 リカーストア 2,831円(28.5ドル)

 キャンプ場 4,901円(49.33ドル)

 ランドリー 10ドルくらい

 カペルベリーカフェ 40ドルくらい