街の中心地を散策する。
いろんな店を眺めて通りを歩いていると楽しい。
ニュージーランドを代表するバイクメーカー「AVANTI」のショップはスペシャライズドも数多く取り扱っていた。販売系列が同じなのかもしれない。
いいウィンドブレーカーがあれば欲しかったが、見つからなかった。
かわりに私が勝手にオセアニアのユニクロアウトドアと呼んでいる「カトマンズ」で
レーサージャージと帽子を買った。98ドル(7,500円)。
カトマンズ商品が増えてきたな。
思わず撮ってしまったラボバンク。当時はプロチームがあった |
自転車屋の他、チッキン用品の店に入る。
日本で買うより安いものがあればと思ったが、
ルクルーゼなどの外国製品は日本とさして変わらない値段だった。
こういう店も楽しい。日本のGlobalの包丁があった。
一旦、宿に戻り、昼食。
昨日オリーブオイル、香味野菜、ハーブでマリネしておいたチキンを焼いて
フリーフードのラックにあった誰かが置いていったマスタードをかけていただく。
マスタードの甘みと酸味が程良い。
昨日、チキンをマリネしようとモモ肉の掃除していると、
それを見ていたマダムが「あなた料理好きなのね」と言ったので、「Yes!」と笑って答えると
マダムも満足したのか満面の笑みを返してくれた。
昼食 |
キッチンの棚。上には宿泊客の食料。 |
棚の上のフリーフード。宿泊客が置いていく。 |
アートハウスのキッチンにあったお皿とマグ。この宿は本当にセンスがいい。 |
よく見かけたポスター |
宿の中庭 |
自転車は中庭に置かせてくれる。安心。 |
昼食後、ロンセストン南部へ。
高そうな食品雑貨のお店をのぞく。 タマーリバーの横に立つその店は黒い扉がなんともお洒落だった。
店内には美味そうなチーズとハム、それにワインが並んでいたが、どれも見た目通りの値段だった。
帰国直前なら考えたが…
街を一回りして、最後にスーパーに寄って買い物。
ジャム売り場で、当時日本で売られていなかったボンヌママンのルバーブジャムを見つけたので、土産に購入。ただ、瓶が割と重く次の2週間持って走るのが躊躇われた。実はルバーブが読めずに何のジャムか分からなかったが。
毎日のようにお世話になるビール"BOAGS"の工場 |
街の公園。BMXで遊ぶ子供たち。この環境ならうまくなるわけだ |
ロンセストンにはヨットも多い |
Tamar riverの奥の谷 |
街の花屋 |
アートハウスの昔の写真 |
あてがわれたベッド。清潔だった。 |
宿にふたたび戻り、晩御飯。
今日はチャーハンだ。
旅先で食べるチャーハンとビールは最強だ。
休息日はこれに限る。
リビングにはサムスンの大きな薄型テレビが置かれていた。
こちらではLGとかサムスンをよく見る気がする。
この古い建物に薄型の大型テレビはどうかと思ったが、
他の客がテレビを見てくつろいでいるのを眺めていたらこれでいいような気がしてきた。
イスに座って日記を書いていて、ふと目を上げると
おばさんが三人。それぞれ本を読んだり、テレビを見たりしている。
なんだが笑えた。
一人のおばあちゃんと話す。
おばあちゃんは70歳を超え、最初の息子はもう50歳を過ぎているらしい。
70歳!? 70でバックパッカーに独りで泊るなんてやるなぁ。
これまでニュージーランドのハミルトン、オーストラリア本土、台湾に住んだことがあるらしい。
昨日も今日も、見かけたときはボイルした野菜をパクパク食べていた。
元気なおばあちゃんだ。
たくましい。
こういう70代は素敵だ。
こんな人に出会えるならバックパッカー泊りも悪くない。
そろそろ日本に生存報告をしようと思い、宿のパソコンでネットに繋ぐ。
8ドルも使った割にあんまり上手く使えなかった。これならビールもっと飲めたな。
これからの旅の予定を考えてみた。
帰国は年明け1月7日。帰りの飛行機はデボンポートから出る。
フライト前日にはデボンポートに入りたい。
これからの2週間で中部から南西部をまわり、ふたたび北部へ出てデボンポートに行く。
その途中で、なんとかクレイドルマウンテンには行きたい。
やはり、そうなると北西部のスタンレーまで行こうとすると、かなり日程に無理が生じる。
悩んだ末、スタンレー行きはやめることにした。
無理せず、自分のペースで旅をしよう。
明日はクリスマス。
ロンセストン周辺の古い街を巡って、キャンプ場のある街でのんびりしよう。
さて、クリスマスでもキャンプ場はやっているのか?
それ以上にリカーストアは空いているのか?
重要な疑問は解消されないまま、クリスマスイブの夜は更けていった。