何となく正月らしいことをしないといけいような気がしたが、
すぐにどうでもよくなった。それより気になるのは天気だ。
まぁ天気もはっきりしないうえに突然変化する
いつものタスマニアンウェザーだろう。
朝、バックパッカーのキッチンにスティーブがいたが、はじめ誰だか分らなかった。
しばらくしてケリーがやってきてようやく、スティーブと分かった。
きのうとはずいぶん感じが違った。
今朝は二人とほとんど話せなかった。残念。
朝食は、トースト3枚と卵にリンゴ、そして言うまでもなくコーヒー。
まぁいつも通り。いや、卵があるだけ少し豪華か。
午前9時頃、ストローンの街を後にする。
今日はストローンの隣町、Zeehanまで行く予定だ。
少し雨がパラついていたが、気になるほどではない。
風は珍しく追い風。
このタスマニアにあって、年のはじめが追い風とは幸先がいい。
海辺にも関わらず、森の中を行くハイウェイを快走した。
今日、ぜひ立ち寄りたいと思っている場所がある。
Henty砂丘だ。
砂丘まで少しかかるんじゃないかと思ったが、思いのほか早く着いた。
看板に従ってハイウェイを外れ、途中、自転車を降りて、
トレイルを進むと森と海の間に突然ヘンティ砂丘は出現した。
広大な砂丘だ。
海から吹く強烈な風が、砂丘の砂を巻き上げていく。
国内の砂丘は静岡の中田島砂丘と鳥取砂丘に行ったことがあるが、
どちらと比べても海が遠く感じられた。
ピクニックエリアできのうバックパッカーズで
作っておいたステーキサンドを一つ食べた。
なかなか美味い。
ステーキをマリネしておいてから焼いたのだが、マリネに使ったオリーブオイルの香りが強く出てしまったので、もう少しサッパリしたオイルで漬けるといいかもしれない、と思った。
ステーキサンドを4つ作ったつもりだったが、見たら3つしかなかった。
バックパッカーズの冷蔵庫には名前を書いた袋にしまっておいたので食べられてしまった、
ということはないと思うが…
常に空腹という状態が続いているので食べ物に過敏になっているかもしれない。
ヘンティ砂丘を出発。
引き続き追い風だ。
上りの道でもよく進む。
今日は本当に快走日だ。
暑くなってきて、ジャケットを脱ぐ。
半袖のジャージで十分だ。
しばらく行くと展望台があり、上からは遠くにヘンティ砂丘が見えた。
展望台で車で来ていた一家に写真を撮ってもらった。
気にしていないと、自分の写真がほとんどない、ということがよくあるのだ。
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| ジャージはロンセストンの「Kathmandu」 で購入したもの |
再び走り出した。
天気が急速に悪化し、雨が降り出したかと思うと、一気に気温が下がり、冷え込んできた。
脱いだジャケットを再び着る。
雨は程なくして霙になった。
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| 霙。夏のタスマニアの気候は油断ならない |
本当にタスマニアは夏なのか。
朝、バックパッカーズの受付のインフォメーションボードに
これから行くハイランド地方の天気が"SNOW "となっていたのを思い出した。
書き間違いだろう、ぐらいに思っていたが、
この調子だと、どうやらハイランド地方は普通に雪が降っていると考えてよさそうだ。
これから行くハイランド地方、今回の旅の最後の目的地、クレイドルマウンテンは
どんな天気なんだろうか。
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| 雨が激しく振った後、すぐに晴れ間が出てきたりする。タスマニアな天気 |
晴れ間が覗うて、日差しが暑く感じられる頃、
再び雨が降り出して、一気に気温が下がった。
体力がみるみる奪われていく。
寒い。
タスマニアに来て、一番の寒さではないだろうか。
パニアバッグからすぐに出せる上着で凌ぐ。
この地域でのレイヤードは本当に考えなくてはならない。
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| タスマニア、特に東部の川や湖の水は植物から染み出るタンニンで赤茶色に染まっている |
本日の宿泊地であるジーハンにつくころには
雨は上がっていた。
青空が眩しい。
かなり雨が降ったのであろう、
雨に濡れた街は太陽の光を浴びてキラキラ輝いていた。
キャンプ場にチェックイン。
今日は距離も短く、ヘンティ砂丘を見物してた割には早く着いた。
雨がまた降りそうなので、キッチンスペースそばの木の下にテントを張った。
ここのキッチンスペースはかなり充実していた。
ガレージのような作りで、入り口にはドアなどなかったが、
奥に長く、リビングエリア、テレビ、ガスコンロなど何でもそろっていた。
雨の日にこれぐらいあるとかなり落ち着くことができる。
キッチンスペースがあるだけで正直かなりうれしかったが、
設備もこの上なく、また、フリーフードのラックにはトマト缶とペンネが置いてあった。
今夜の晩御飯が決まった。
となれば、やることは一つ。
街に出て、酒を買いに行くのだ。
夜も冷えるだろうから、ビールよりワイン、と思っていたが、
カスケードドラフトの看板を掲げていたモーテルに入ると
そこにはワインがほとんどなかった。
まあ、いつものカスケードで十分だ。
キャンプ場に戻り、晩御飯を作る。
手持ちの玉ねぎ、ニンニクを刻み、オリーブオイルで炒める。
旅先でトマト缶からトマトソースを作るのも悪くない。
ただ、ペンネの量がわからなくて、足りないと悲しいと思い、
全部茹でたら、かなり多かった。常時空腹状態にあって、満腹になった。
味は良かったからよしとしよう。
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パスタを作るのと並行して、砂糖を煮詰め、
最後に牛乳を加えてキャラメルソースを作った。
先日、クィーンズタウンで安く買った大瓶のイチゴジャムが
ほぼ砂糖とゼラチンでしょ?という代物であまりに残念だったため、
パン用のスプレッドに作ったのだ。
カロリーの塊だが、旅の間はこれぐらいでちょうどいい。
キッチンにはずっと私一人だった。
ニュースを流し、ビールを飲みながら日記を書く。
夜になりかなり冷えてきた。
装備はほぼ日本の冬の太平洋岸を行くのと変わらないぐらいの
防寒具を持っているが、この先がもっと寒いかもしれないと思うと
今ここで、これ以上厚着をしたくないのが本音だ。
まぁ、今が一番寒いのかもしれないが。
テレビの天気予報では明日も追い風のようだ。
素晴らしい。
手持ちの食料を確認すると、パンが明後日ぐらいでなくなる。
しばらく街らしい街がないので、明日ジーハンを出る前に購入しよう。























