定着から放浪へ 放浪から定着へ

アラスカ、ニュージーランド、タスマニアなどの自転車の旅、そのほか愛知奥三河のことなどについて書いています。

表浜グラベル 

週末の朝ライドを主催しているクボゾーくんからいつものようにグループにライドのお誘いが入った。

 

マウンテンバイクが基本なのだが、最近はグラベルバイクでのライドもいろいろやっている。

 

一度グラベルライドに行きたいなと前から思っていたのだが、なかなかタイミングが合わず。ずっと行けないでいた。

今回ようやく都合がついて参加できることになった。

 

今回のメンバーはクボゾーくんと大西さん、若旦那さんの四人。

 

4月にはグラベルバイクを組んでからグラベルらしいグラベルを走りに行くのは始めてである。

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豊橋市の北東部、石巻山の麓から南下し、太平洋岸の表浜を目指す。

仕事に行く前にグラベルバイクで市内を流しているクボゾーくんはうまく市街地をパスするルートを走っていく。

途中、二川宿の路地を抜けていく。こういうところを知っているのは流石だ。

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そのあとは川沿いの道をいく。道はダブルトラックのグラベルになる。クボゾーくんが「川沿いや海沿いはグラベル多いからね。」と言うのを聞いて納得した。

 

川沿いの道を離れるとあまり馴染みのない道を行く。主だったコース以外はガーミンコネクトで引いたらしい。私も以前、wahooでルートを引いたことがあるが、ロードではスピードに乗れないような脇道を案内されて、使い勝手が微妙と思っていた。しかし、グラベルの速度なら、仲間とサドルトークをしながら走るのにちょうどいいなと感じた。

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ロードバイクでスピードを出すのも楽しいが、緩い速度で楽しむグラベルもいいな。

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やがて海が見えてくる。

海に向かって坂を降りていく。

 

自然と笑みがこぼれる。

海が見えるとどうしてこんなにワクワクするのだろう。

 

道から見える海はとても荒れていた。多くのサーファーが海に入っている。ここはサーフィンのメッカだ。

 

「ここからがメインだよ」とクボゾーくん。

 

海岸沿いのグラベルだ。

 

我々は西に向かった。

 

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最初はクボゾーくんの想定より道は荒れていないようだったが、途中からなかなかの道になった。

水たまりをよけるように走っていくが、足はすぐに泥だらけだ。

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道一杯に広がったある水たまりを走り抜けようとして、水たまりのど真ん中で足をついてしまった。

こうなるとどうでもよくなる。

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私は水たまりを積極的にさけるのをやめ、面倒なところはそのまま水たまりに突っ込んでいった。
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泥遊びはいくつになっても楽しい。

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海岸沿いのグラベルは思いの外、走りごたえがあった。

 

海岸沿いを離れ、道の駅とよはしへ。

フルーツサンドとコーヒーを買い、外の席で休憩。

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若い頃、旅をしたニュージーランドタスマニアではメインのハイウェイ以外はグラベル、というのはよくあったので、そういう国ならグラベルバイクもいいだろうが、日本ではどうだろう?と正直思っていた。しかし、今回こうして走ってみて悪くないなと思った。浜松在住の若旦那さんによれば浜松の海岸線はここまで走れないそうだ。

そう思うとこの東三河の自転車環境は非常に恵まれている。

 

道の駅を後にし、帰路に着いた。

 

バイクは海水の混じっているであろう泥まみれ。

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暑くて洗車する気力がなくなった私は、全体の泥を軽く水で流すとそのままGlocalbikeに持ち込んで洗車してもらった。

3000円程度で洗車と注油をしてくれ、不具合があれば教えてくれるので、非常にオススメである。

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ピカピカになったバイクを見て次のグラベルライドはどこがいいかな、と考え始めた。