定着から放浪へ 放浪から定着へ

アラスカ、ニュージーランド、タスマニアなどの自転車の旅、そのほか愛知奥三河のことなどについて書いています。

いつもの土曜とコスモスの小径 - ライド新城 -

毎週土曜日の午前中は、Glocalbikeのロードバイク走行会に行くのが私の定番だ。

Glocalbikeの走行会は朝8時にお店集合、新城方面か浜名湖方面に2時間程度走りに行くことが多い。

その日は10人弱のお客さんが集まり、浜名湖方面から新城に抜けるルートを走った。

Glocalbikeのライドでは、レースペースで走ることはないが、直線の長いところでは、ペースが上がる。ルートはいくつかのパターンがあって、どのルートも一つは峠が入るのでバランスよく乗れる。また午前中で終わるので、午後から家のことができて、私にはとても都合がよかった。

 

雲一つない秋晴れの日。その週末は11月にしては暖かい日だった。

 

街中をパスする小さな丘を緩く上る。

そのあとの下りが心地いい。

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二川方面から浜名湖に出ると猪鼻湖の東側に向かう。

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浜名湖の少し手前から前を走るライダーのペースが上がり、速く走りたい人とゆっくり走りたい人に分かれ、いつもそのまま三ヶ日インターの入り口まで別々に行く。

私は速い方のチームに便乗するのだが、最後まで足が続かずに終わることが多い。しかし、この日はレンタルしているディープリムのホイールのおかげで充分についていくことができた。

 

三ヶ日インターで集合すると、一度コンビニで休憩した後、三ヶ日と新城市の境にある宇利峠へ。ここは斜度も距離もそう長くないので、一定ペースで踏んでいれば頂上に着く。

 

峠をそのまま降りて、その富岡の交差点で仲間が来るのを待つ。

仲間たちは富岡から新城カントリーの横を抜け、店まで戻るようだが、私は途中で別れ、そのまま新城市街に向かった。この日は我らが拠点「ヤングキャッスル」の今月数少ない週末営業日なのだ。

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ヤングキャッスルに着くと、店には奥にキッチンを取り仕切るりょーこさんだけ。ダモンデ山田さんは昨日の今日で頼まれたラジオ出演で、今戻ってくる途中らしい。

 

私は暑かったのでレモンソーダを注文。

甘みと酸味が走った体にちょうどいい。

他に客がいないので、最近の様子をりょーこさんに聞くと、豊橋で出たクラスターの関係で新城にコロナの感染者が出てから、途端にまた客足が減ったそうだ。

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しばらくして山田さんが戻ってきた。

近況報告や今テストしているホイールの話などで盛り上がる。

 

するとGlocalbikeのお客さんのO木夫妻が車でやってきた。二人はいつも仲良しである。

奥様がサングラスを見ていた。

ヤングキャッスルでは、HATCHさんのサングラスと伊藤光学のレンズのサンプルが置いてあり、その場で購入やオーダーができる。私は冬のロードの際に使うサングラスが欲しいと思っていたので、山田さんと相談し、いくつかのレンズのサンプルを比べたりながら、その場で一つカスタムでオーダーした。

 

オーダーでも2週間ほどで完成するそうだ。

出来上がりが楽しみである。

 

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私は曜日限定のカレークリームパスタを食べると、ヤングキャッスルを後にして帰宅した。

 

 

 

午後からは子供達を連れて、再び車で新城へ。

新城市富岡で毎年この時期に開園している「コスモスの小径」が今年いっぱいで終了、しかもこの日が最終日なので、行ってみることにしたのだ。

 

もう随分前に家族で行ったのだが、そのことを覚えていたのは長女と私だけだった。

 

コスモスの小径は私の記憶にあるより小さく感じた。実際、一部はもう刈り取られていた。新聞で読んだのだが、地元の方々が土地を借りて育てていたそうで、最終日を終えると全て刈り取って土地を返すそうだ。

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コスモスの小径の入り口には募金箱とハサミが置かれていた。最終日なので、切り取ってもって帰ってくださいとのことだった。

私は子供達にハサミを一つずつ渡し、「ひとり3本までね。」と伝える。

子供達は嬉しそうにコスモス畑の中を嬉しそうに走って行った。

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一口にコスモスと言っても、ピンクの濃いもの、薄いもの、花の大きいものなど、いろいろあった。

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子供達は思い思いにコスモスを選んだが、もっと欲しいというので、もう一本ずつだけ選ばせることにした。

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帰り際、入り口ではさみを返すと、管理人さんらしき方が軽トラの横に立ってたので「ありがとうございました」とお礼を言うと「それだけでいいの?」と言われたが、子供達は充分に満足したようであった。

 

私は陽が傾き始めたコスモスの小径をもう一度振り返った。

子供達が大きくなってコスモスを見たとき、コスモスの小径のことを思い出したりするのだろうか。

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